オススメの秋冬生地 2022.09.06

1、「尾州のションヘル生地」って聞いたことありますか？

「尾州」とは、昔から世界三大毛織物産地（日本の尾州・イギリスのハダーズフィールド・イタリアのビエラ）と呼ばれ、現在もなお世界中のバイヤーやデザイナーから注目を集める地域です。
そして、「ションヘル生地」とは、ションヘルという世界でも数少ないヴィンテージ織機にて織られた少数生産の高級生地を指します。


生地の特徴は、以下の通りです。

1. ハリ・コシがあるためシワになりにくい。シワがついても復元力が高いため、戻りが早い。
2. ウール100％でありながらストレッチ機能あり。自然素材のため、ポリウレタンなど化学繊維のストレッチ素材よりも繊維に負担がかかりにくく、結果的に長持ち。
3. 革小物や機械式時計のごとく使うほどに身体に馴染み、育てる楽しさも味わえる。

2、なぜ、現在でも尾州のションヘル生地が世界中の人々の心を掴んで離さないのか？そして、移り変わる激動の時代の中、なぜ今日まで生き残って来られたのか？

世界中の人々の心を掴む1つの理由として、「高級感と実用性の融合」が挙げられます。
一般的に、イタリア生地のような見た目も肌触りも高級感のある生地の場合、擦れや破れなどに弱いものです。また日本の気候のように雨などが多い土地においては、生地が湿気を含んでヘタってしまうため不向きと言われます。
しかし、ションヘル生地は低速で空気をたっぷり含ませながら織る製法のため、ふっくらとしてなめらかな肌触りと見た目の高級感、同時に擦れや破れにも強いハリとコシのある生地を織りあげることができます。
そのため、パーティーなどの特別な場面においてはイタリア生地のしなやかな生地が適している一方、日常的な場面においては尾州生地の方が高級感もありつつ実用的であることが世界中から支持されている理由です。
そして、伝統や歴史を伴いながらも時流に乗れずに廃れていく商品・サービスが多い現代において、まるで時代に逆行するかのようなヴィンテージ織機ションヘルが今日まで生き残って来られた理由は、「世界に誇るmade in Japanプライドを胸に秘めたプロフェッショナルな職人たちの妥協なき仕事。そして、そこから生まれる本物」を見極める目を持った人々がいたからだと言えます。

さて、皆様がスーツを着るのは、主に日常の仕事の場面においてでしょう。1日の大半の時間を割く仕事において、世界に誇る最高の生地で仕立てられたスーツを身に纏っていることをイメージしてみてください。
人間の日々の行動に対し、その時の精神状態や身に着けているものが大きく影響することはご存じの通りです。取引先との商談・重役の前でのプレゼン・重要な会議など、どれだけ事前の準備が完璧だったとしても本番では緊張を強いられることもあるものです。そのような場面においても気後れすることなく、きっと自信を持ってその場に臨むことができるでしょう。
だからこそ、日常的にそのような緊張感を強いられる立場にある政治家や経営者の方々が尾州のションヘル生地で仕立てたスーツを求めることも頷けます。


少数生産の尾州のションヘル生地が色柄豊富にご紹介できるのは、入荷したばかりのこの機会だからこそです。（現在、既に残りラスト1着の生地もあります）

ぜひ一度、お近くのD-FLAT各店にて尾州のションヘル生地をご覧になり、スーツをお求めください。
きっとご満足いただけるものと、私たちは自信を持っております。

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